2015-02-05

森が燃えていました

森のいきものたちは
われ先にと
逃げて
いきました

でもクリキンディという名の
ハチドリだけは
いったりきたり
くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは
火の上に落としていきます

動物たちがそれを見て
「そんなことをしていったい何になるんだ」
といって笑います

クリキンディは
こう答えました

「私は、私にできることをしているだけ」


〜「ハチドリのひとしずく」


ハチドリが素晴らしいとか
動物たちがダメだとか
そんな善悪の話ではなくて


伝えてゆきたい
とても大事な
今も昔も変わらないお話

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